よくある質問

なぜ4市(広域)でごみ処理をするのですか?

山梨県ごみ処理広域化計画に基づき、処理の効率化と環境負荷の低減などを図るため4市(甲府市、笛吹市、山梨市、甲州市)共同でごみ処理を行っています。

施設の耐震性は大丈夫ですか?

安全で災害に強い施設とするため、震度7が想定される東海地震などの巨大地震においても、倒壊、崩壊等しない耐震設計を行いました。

エネルギー棟は何をするところですか?

ごみを焼却する施設ですが、高効率ごみ発電施設と呼ばれ可燃ごみ等を焼却処理するだけでなく、焼却の際に得られる熱エネルギーを利用し発電を行っています。流動床式ガス化溶融炉を3炉備え、1日で最大369トンの可燃ごみ等を処理することができます。

リサイクル棟は何をするところですか?

不燃ごみ、缶、びん、ペットボトル等を破砕、選別、保管し、再資源化や減量化を行っています。破砕設備は1日で最大36トン、選別設備は1日で最大31トン、保管設備は1日で最大22トンの処理能力を有しています。

施設の運転日数は年間どのくらいですか?

エネルギー棟には、焼却炉が3炉あり24時間連続運転を行っています。運転日数は2炉運転を年間270日程度、3炉運転を年間90日程度、あわせて年間360日程度です。リサイクル棟は、年間292日程度の運転を行っています。

焼却炉は何度くらいでごみを燃やしているのですか?

エネルギー棟にある流動床式ガス化溶融炉はガス化炉と溶融炉に分かれており、ガス化炉は535度くらいでごみを焼却し、可燃性ガスと灰が溶融炉に送られます。溶融炉は1,200度から1,300度の高温で灰を溶融しております。高温で処理することにより、ダイオキシン類を含めた有害物質の排出が少なくなります。

エネルギー棟にあるごみピットはどのくらいの大きさですか?

幅40メートル、奥行16メートル、深さ15メートルあり4市で排出される可燃ごみの約7日分を貯留する大きさがあります。

ごみの焼却により発電しているそうですが発電量と利用について教えてください。

ごみを焼却することにより蒸気をつくり、これを利用し、蒸気タービンで発電を行っています。
年間の発電量は、一般世帯約1万2千世帯が、1年間に使用する電力量に相当し、このうち、約5千世帯分を当施設と隣接する観光交流センターで使用し、約7千世帯分の電力は電力会社に売電しています。

排気塔の高さはどのくらいですか?煙は出ますか?

排気塔の高さは59mです。排気塔は当施設において通常、煙突と呼びます。排出されるものは主に水蒸気で有害なものはありません。冬など外気温が低い場合に水蒸気が煙のように見えることがあります。

施設から排出される汚水はどうなるのですか?

生活排水(事務所のトイレや台所の排水)は、直接下水道に放流し、プラント排水(機器冷却水や収集車の洗車の排水等)は、水処理設備において適正に処理して下水道に放流しています。なお、プラント排水は定期的に水質の分析を行い基準値以内であるかの確認を行っています。

スラグとはどのようなものですか?

スラグとは、焼却灰を1,200度以上の高温で処理することにより溶けてガラス状の固形にしたものであり、品質を管理して土木資材などとして有効活用しています。

トップへ戻る